小児科・新生児科
基本情報
診療科の特色
小児科領域全般に関して、それぞれ専門的診療を行うだけでなく、各部門の連携を密にして全人的医療を行っています。
社会的ニーズ
少子化が叫ばれる中で、こどもの健康を支える小児科の役割はますます大きくなっています。
小児科では、診断と治療だけにとどまらず、ボランティア等による病気のこどもの療育環境改善に取り組んでいます。
また、大阪市の救急医療の後送病院として、小児救急に貢献しています。
今後の展望
ips細胞を用いた難治性疾患の新規診断・治療用の開発。
脳磁図、PETなどによる小児の非侵襲的な脳機能検査による診断方法の開発。
酵素補充療法、食事療法、薬物による先天性代謝異常症の治療。
各種、先天性代謝異常症の遺伝子診断酵素診断。
小児糖尿病の先進的治療。小児炎症性腸疾患の最先端治療。
小児白血病や小児がんの大量化学療法や移植医療。
新生児集中治療室(NICU)において臍帯血による再生医療で脳性麻痺を予防する先進医療に取り組んでいます。
外来受付時間
受付場所 | 小児科・新生児科(3階) |
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診察受付 | 9:00~10:30 |
診療時間 | 9:00~16:45 |
※初診のときは、外来診察担当表をご確認ください。
医局のホームページ
小児科・新生児科:https://www.omu.ac.jp/med/pediat/認定施設
- 日本小児科学会
- 日本小児神経学会
- 日本周産期新生児医学会
- 日本小児血液・がん学会
- 日本糖尿病学会
- 日本人類遺伝学会・日本遺伝カウンセリング学会
- 日本てんかん学会
疾患・治療実績
当科の得意分野
新生児マススクリーニングの精査機関として、フェニルケトン尿症を初めとするアミノ酸代謝異常症、有機酸代謝異常症・脂肪酸代謝異常症などを専門的に診療しています。大阪府難病診療連携拠点病院として、ムコ多糖症・ファブリー病などのライソゾーム病をはじめとして、先天代謝異常症を中心に高度先進医療を提供しています。小児血液腫瘍疾患については、小児がん拠点病因の近畿ブロックの連携病院として質の高い小児がん医療と療養支援を提供しています。小児糖尿病については、皮下センサーと連動したインスリンポンプ(SAP)など先進的なデバイス導入を積極的に実施し、患者会活動を通じたピアサポートも充実しています。小児神経疾患としては、てんかん診療に注力しており、難治性てんかんの薬物治療をはじめ、包括的専門的医療を提供するてんかんセンターとして、脳神経外科による外科手術にも対応しています。拡大新生児スクリーニング対象疾患である脊髄性筋萎縮症の遺伝子治療可能施設です。遺伝性疾患に対しては、小児ゲノム診療外来を設置し、認定遺伝カウンセラーによるカウンセリングを提供しています。
治療実績・理念等
新生児から思春期までこどもの健康をまもるために診療しております。新生児部門は在胎24週の早期産や1000gに満たない超低出生体重児を治癒できる新生児集中治療室(NICU)を9床設置し、産科と合同でカンファレンスを開き地域周産期医療センターとして府下全域から母子を受け入れております。小児内科では、先天代謝異常症などの希少疾患から、アトピー性皮膚炎・ぜん息などのアレルギー疾患まで幅広く診療しております。また白血病や悪性腫瘍、難治性てんかんなど長期入院の患者さんのために療養環境の改善にもつとめています。医療的ケア児の付き添いなしでの入院も受け入れ可能です。さらに小児センターとして小児内科だけでなく小児外科と協力して虫垂炎やヘルニアなども入院管理をおこなっておりますので先生方からの御紹介をお待ちしております。
対象疾患
小児科はこどものすべての病気を取り扱う子どもの総合診療科です。いろいろな症状を多彩な専門スタッフで総合的に判断し治療を行います。一方、最新の医療を提供するために、小児神経、発達、代謝、内分泌、糖尿病、血液腫瘍、循環器、アレルギー、新生児、遺伝カウンセリングの各専門外来をもうけております。全人的な医療と共に最新の医療で、胎児期から青春期までの健全、健康な生活を目指しています。
主な対象疾患
- フェニルケトン尿症
- ムコ多糖症
- ゴーシェ病
- ポンペ病
- ファブリー病
- てんかん
- 新生児疾患
- 新生児外科疾患
- 糖尿病
- 急性リンパ性白血病
- 急性骨髄性白血病
- 悪性リンパ腫
- 神経芽腫
- 特発性血小板減少症
- 再生不良性貧血
- アレルギー疾患
- 小児生活習慣病
- 脊髄性筋萎縮症
治療方法
- ACTH-Z療法
- 骨髄移植
- 一酸化窒素(NO)吸入療養
- 酵素補充療法
- マグネゾール療法
- インスリンポンプ療法
- 臍帯血幹細胞移植
- 末梢血造血幹細胞移植
- ガンマーグロブリン大量療法
- 在宅酸素療法
- ミダゾラム持続点滴療法
- 在宅人工換気療法
- メチルプレドニン大量療法
- 血液成分輸血療法
- 成長ホルモン療法
- インターフェロン療法
- 血漿交換
- 大量化学療法
- モノクローナル抗体療法
- 交換輸血
- テトラヒドロビオプテリン療法
- 脳低温療法(新生児)
検査・診断方法
- アミノ酸分析
- 酵素活性測定
(白血球、培養細胞) - 誘発電位(ABR)
- 各種ホルモン負荷検査
- 小児糖尿病自己抗体検査
- 脳磁図
- ガラクトース血症遺伝子診断
- 睡眠時無呼吸検査
- 発達心理テスト
- 先天性代謝異常症診断
- 長時間ビデオ
脳波モニタリングてんかん診断 - 筋電図・神経伝導速度測定
- 心カテーテル診断
- フェニールケトン尿症
遺伝子診断 - 血中、髄液プテリジン分析
- 小児脳波
- 薬物血中濃度モニタリング
- 骨塩定量
- 超音波検査
(心、腹部、新生児) - シトリン欠損蛋白診断、
トレッドミル検査
スタッフ紹介
教職員氏名 | 役職 | 指導医・認定医資格 | 専門分野・担当 |
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濱﨑 考史 | 部長 |
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時政 定雄 | 副部長 |
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瀬戸 俊之 |
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佐久間 悟 | 病棟主任 |
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大西 聡 | 医局長 病棟(NICU)主任 |
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服部 妙香 | 外来主任 |
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冬木 真規子 |
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田中 えみ |
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柚山 賀彦 |
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匹田 典克 |
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外来担当表