整形外科
基本情報
当院整形外科教室は、昭和23年に初代水野教授が就任されて以来半世紀以上の歴史を持つ、日本でも有数の教室です。もともと整形外科が扱う領域は広く、脊椎外科、関節外科(肩・肘・股・膝・足)、関節リウマチ、手の外科、スポーツ整形外科、骨軟部腫瘍外科などと多岐に渉っていますが、当教室はすべての分野を網羅し、いずれの分野においてもその治療は全国的にトップレベルにあると考えております。また、研究面でも着実に実績を上げております。当科では専門的加療、特に手術加療を主に行っております。
外来受付時間
受付場所 | 整形外科(1階) |
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診察受付 | 9:00~10:30 |
診療時間 | 9:00~16:45 |
※初診のときは、必ず地域医療連絡室を通じてご予約をおとりください。
医局のホームページ
整形外科:http://www.med.osaka-cu.ac.jp/orthoped/認定施設
- 日本整形外科学会
- 日本リウマチ学会
- 日本脊椎脊髄病学会
- 日本手外科学会
- 日本リハビリテーション医学会
疾患・治療実績
治療実績・理念等
整形外科学は他の分野同様に専門細分化、同時にグローバル化、学際化も進行しています。生命科学技術、情報技術が加速度的に発達し、医学に応用されているからです。最小侵襲手術、コンピューター支援手術、遺伝子診断、遺伝子治療サイトカイン療法、組織再生工学などが整形外科でも近未来的に普及してくるでしょう。このような新しい整形外科医療を取り入れ、またその開発に参加することが大学の整形外科教室での大きな役割となっております。その中で、当教室では、大腿骨頭壊死症の治療を始め、難易度の高い手術治療を進めており、一方では、最小侵襲のため内視鏡・関節鏡下での関節手術・脊椎手術、コンピュータ支援によるナビゲーションシステム下での関節・脊椎手術も施行しております。年間の手術件数は平成19年度886件、平成20年度898件、平成21年度999件、平成22年度994件、平成23年度970件と年間1000件近い件数であり、内訳として脊椎 約240件、手の外科 約200件、人工関節 手術 約190件、骨軟部腫瘍手術 140件、スポーツ整形手術 約70件、肩鏡視下手術 約50件など相当数の手術件数をこなしております。その他、手指・肘の人工関節をはじめ、新しい手術器械の開発に取組んでおります。
当科の得意分野
脊椎外科(胸腔・腹腔鏡視下脊椎手術、 内視鏡下腰椎椎間板ヘルニア摘出術、 顕微鏡視下腰部脊柱管狭窄症除圧術、 顕微鏡視下頸椎前方固定術・胸椎後方除圧術、 椎弓形成術、 頚椎・胸椎前方除圧固定術、 コンピューターナビゲーションを用いた椎体形成術(脊椎圧迫骨折偽関節手術)、 脊柱側彎矯正手術、 脊髄脊椎腫瘍の手術、関節リウマチに伴う脊椎疾患)、関節外科(大腿骨頭回転骨切り術、 人工股関節全置換術、 人工股関節再置換術、 関節温存手術)、 膝関節外科(人工膝関節全置換術、 人工膝関節再置換術、 関節鏡視下手術(股関節・膝関節))、手の外科・マイクロサージャリー(上肢変形治癒骨折に対するコンピュータ支援手術、 遊離組織移植術を用いた四肢の再建、 肘・手関節鏡視下手術、 部分手関節固定術、 人工肘関節置換術・人工指関節置換術)、 リウマチ関節外科( リウマチ外来では、徹底した管理で病状の寛解を目指している。また生物学的製剤による治療も積極的に導入している。 人工関節置換術、 その他各種のリウマチで痛んだ関節の手術(滑膜切除術、リウマチ手の外科、リウマチ足の外科 )、 肩関節外科( 腱板断裂に対する鏡視下再建術、 反復性肩関節脱臼に対する鏡視下再建術、 拘縮肩に対する鏡視下授動術、 その他肩関節鏡視下手術全般、 変形性肩関節症に対する人工肩関節置換術)、 足の外科(外反母趾、 変形性足関節に対する関節固定術、 人工足関節、末梢神経除圧術(足根管、モートン病など))、 骨軟部腫瘍外科(悪性骨軟部腫瘍に対する集学的治療、 悪性骨軟部腫瘍に対する患肢温存手術)、スポーツ整形(半月板損傷に対する縫合術、前十字靭帯損傷の再建)。
対象疾患
主な対象疾患についてはこちらからご覧いただけます。
主な手術や処置の件数(2023年度)2023年1月〜2023年12月
手術・処置・症例等の名称 | 件数 | 手術術式詳細 | ||||
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骨・関節外傷 | 15 | 上肢 | 鎖骨・肩甲骨・肋骨・胸骨 | 0 | ||
上腕骨 | 1 | |||||
前腕骨 | 1 | |||||
手部 | 4 | |||||
偽関節手術(上肢・肩甲帯) | 2 | |||||
下肢 | 大腿骨(人工骨頭除く) | 1 | ||||
下腿骨・膝蓋骨 | 0 | |||||
足部 | 3 | |||||
偽関節手術(下肢・骨盤) | 0 | |||||
骨盤 | 0 | |||||
抜釘 | 3 | |||||
その他 | 0 | |||||
軟部組織外傷 | 3 | 開放創デブリードマン | 0 | |||
植皮 | 0 | |||||
皮弁・筋弁(遊離皮弁除く) | 1 | |||||
遊離複合組織移植(遊離皮弁含む) | 0 | |||||
腱・靭帯断裂(上肢) | 0 | |||||
腱・靭帯断裂(下肢) | 0 | |||||
神経縫合・神経移植 | 0 | |||||
血管縫合・血管再建 | 0 | |||||
肢指再接着 | 0 | |||||
その他 | 2 | |||||
骨・関節外傷 | 338 | 人工骨頭(大腿骨) | 0 | |||
人工関節 | 肩関節(人工骨頭含む) | 36 | ||||
肘関節 | 0 | |||||
股関節 | 109 | |||||
膝関節 | 107 | |||||
その他 | 21 | |||||
上肢・肩甲帯 | 骨切り | 2 | ||||
関節形成 | 14 | |||||
関節固定 | 1 | |||||
滑膜切除(感染手術含む) | 0 | |||||
下肢・骨盤 | 骨切り | 2 | ||||
関節形成 | 30 | |||||
関節固定 | 14 | |||||
滑膜切除(感染手術含む) | 2 | |||||
骨延長 | 0 | |||||
関節鏡手術 | 178 | 膝関節鏡 | 半月板縫合・切除 | 21 | ||
靭帯縫合・靭帯再建 | 48 | |||||
その他 | 25 | |||||
肩関節鏡 | 腱板縫合・再建 | 40 | ||||
反復性脱臼 | 4 | |||||
その他 | 15 | |||||
肘関節鏡・手関節鏡 | 21 | |||||
股関節鏡・足関節鏡 | 4 | |||||
脊椎外科 | 389 | 頸椎 | 前方固定 | 8 | ||
後方除圧 | 48 | |||||
後方固定 | 16 | |||||
胸椎 | 前方除圧/固定 | 0 | ||||
後方除圧 | 3 | |||||
後方固定 | 9 | |||||
腰椎 | 前方(後方同時)固定 | 40 | ||||
後方除圧 | 59 | |||||
後方除圧固定 | 35 | |||||
後方内視鏡手術 | 69 | |||||
その他 | 椎体形成術 | 6 | ||||
脊髄腫瘍 | 20 | |||||
脊椎腫瘍(転移含む) | 11 | |||||
脊柱変形矯正固定 | 41 | |||||
その他(感染・血腫の手術含む) | 24 | |||||
末梢神経外科 | 30 | 手根管症候群 | 19 | |||
肘部管症候群 | 7 | |||||
神経移植・神経移行 | 2 | |||||
その他(神経剥離含む) | 2 | |||||
腱手術 | 22 | 腱鞘切開 | 10 | |||
腱移植・腱移行 | 8 | |||||
腱剥離 | 4 | |||||
腫瘍外科 | 148 | 良性軟部腫瘍 | 63 | |||
良性骨腫瘍 | 17 | |||||
悪性軟部腫瘍 | 29 | |||||
悪性骨腫瘍 | 14 | |||||
転移性骨腫瘍 | 15 | |||||
その他 | 10 | |||||
切断 | 2 | 上肢切断 | 1 | |||
下肢切断 | 1 | |||||
先天性疾患 | 8 | 上肢・肩甲帯先天性疾患 | 3 | |||
下肢・骨盤先天性疾患 | 5 | |||||
その他 | 16 | 16 |
スタッフ紹介
教職員氏名 | 役職 | 指導医・認定医資格 | 専門分野・担当 |
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中村 博亮 | 病院長 |
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寺井 秀富 | 診療科部長 |
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岡田 充弘 |
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箕田 行秀 | 副部長/医局長 |
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橋本 祐介 |
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加藤 相勲 |
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豊田 宏光 |
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大田 陽一 |
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鈴木 亨暢 |
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洲鎌 亮 | 病棟主任 |
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間中 智哉 |
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岡野 匡志 |
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高橋 真治 |
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大戎 直人 | 外来主任 |
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真本 建司 |
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玉井 孝司 |
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新谷 康介 |
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山田 祐太郎 |
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高田 尚輝 |
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飯田 健 |
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大西 裕真 |
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