院内ニュース

2024年12月18日

2024年11月9日(土)にDMAT近畿ブロック訓練および院内多数傷病者受入訓練を実施いたしました。

2024年11月9日(土)にDMAT近畿ブロック訓練および院内多数傷病者受入訓練を実施いたしました。

 

① DMAT近畿ブロック訓練
大規模災害に備えて、防災関係機関との相互協力の円滑化を図ることを目的とした近畿地方DMATブロック合同訓練が開催され、近畿2府4県から計23のDMAT隊が集まり、当院24名のDMAT隊員と合わせて約100名が参加しました。
当院はDMAT活動拠点本部を設置する病院として、各府県のDMAT隊を指揮する立場として訓練に参加しました。2024年1月に発生した能登半島沖地震の際のDMAT隊出動経験を参考に、他府県DMAT隊員の皆様と協力しながら、大規模災害に備えて、各病院の被害状況の把握方法や重傷者の搬送経路の確保などの訓練を行いました。


DMAT活動拠点本部の様子

兵庫県DMAT

記録はすべて時系列に記載します

各病院のドクターカーが集合

 

② 院内多数傷病者受入訓練
近畿ブロックDMAT合同訓練と並行して、院内職員による多数傷病者受入訓練も実施しました。今回は震度7クラスの地震が発生した翌日、すでに多くの傷病者が院内に搬送されており、病床が飽和している状態を想定し、訓練を行いました。


トリアージ(=患者の重症度分類)の様子

初療エリアへの搬送の様子

 

目標には“他の病院との搬送調整”や“患者の院外排出方法の知識習得”を掲げ、地域の災害拠点病院として素早く一人でも多くの患者をトリアージし、適切な初療を行うことを参加者に意識付けながら訓練を実施しました。今年度はDMAT隊と連携した患者搬送など、近年の訓練では実施できていなかった訓練項目も実行できたことで、職員のスキルアップを図ることができました。

 


院内災害対策本部の様子

ドクターヘリでの模擬患者搬送

  • 災害拠点病院としての役割を担うため、来たる巨大災害に備え日頃から対策を施しておくとともに、引き続き職員に対して災害教育を進めてまいります。